泉忠司氏とはどんな人物?経歴は?現在は集団提訴に発展中!?

仮想通貨を投資目的として購入している人は多く、過去にはビットコインなどで大きな利益を上げた人たちもいます。

そのため仮想通貨で儲けることができると謳った商材や上手い儲け話なども数多く出回っています。

そんな中で「泉忠司」氏という人物が、仮想通貨に関する案件で集団訴訟される事案が発生しています。

泉忠司氏はネットビジネスや仮想通貨ビジネスで大きな富を得た人物ですが、世間では「詐欺師」といったレッテルを張られています。

そこでこの記事では、仮想通貨ビジネスで集団訴訟されてしまっている泉忠司氏について紹介していきます。

泉忠司氏がどのような人物で、どういった理由で集団訴訟されてしまっているのでしょうか?

ま、た泉忠司氏が集団訴訟されてしまった事案から、投資初心者が学ぶべきことや気を付けたいことなどを解説していきます。

泉忠司氏とはどんな人物?経歴は?

泉忠司氏とはどんな人物?経歴は?

出典:Amazon

泉忠司氏の経歴はかなり波乱万丈?!

泉忠司氏の経歴はかなり波乱万丈なもので、高校2年生まではかなりの不良として有名だったそうです。

そこから猛勉強の末、約半年間で全国1位の成績をとったという経歴があります。

生まれは香川県高松市で生年月日は1972年1月14日なので、2019年現在の年齢は47歳ということになります。

元不良から大学に入学しケンブリッジ大学にも留学

元不良から大学講師にまで昇りつめたことから、泉忠司氏のことを「リアルドラゴン桜」などと言う人もいて、漫画のドラゴン桜の主人公と経歴が似ていることからそのような肩書も付けられています。

また、高校卒業後は翻訳家で横浜市立大学の名誉教授だった小野寺健氏の元で勉学を仰ぎ、2000年にはケンブリッジ大学に留学しています。

名門大学の講師として活躍

高校2年まで不良で全科目が偏差値30ほどだったということなので、かなりの勉強をしたのか話を盛ったのかは確認が取れていませんが、本当であればもともとの知能指数はかなり高い人物だということになります。

そして、2002年からは早稲田大学の客員研究員として招かれ、2006年頃から横浜市立大学、青山学院大学、日本大学といった各大学で講師を務めていました。

ネットビジネスで成功を収める

泉忠司氏の名前が世の中に広まったのは、ネットビジネスでの成功が大きく関わっています。

そして、そのネットビジネスが今の集団訴訟の原因にもなっています。

ネットビジネスでは、ネット動画での独自のビジネス教材の販売や、仮想通貨によるICO(新規仮想通貨の公開)などでかなりの利益を上げていることになります。

仮想通貨プロジェクトも数多く手掛ける

また「ビリオネアキャッスル」という泉忠司氏が立ち上げたプロジェクトなどでは、無料で登録すれば泉忠司氏のようにお金持ちになれるというものもあり、そういったプロジェクトでは泉忠司氏をリスペクトしている人が入会金を払っています。

そのようなネットビジネスを手広く行っていることから、あくまで自称ですが「100億円」という資産を持っていると泉忠司氏自ら語っており、本当であればとてつもないお金持ちということになります。

さらに泉忠司氏は仮想通貨のプロジェクトも数多く立ち上げています。

泉忠司氏が今まで手掛けてきた仮想通貨のプロジェクト

泉忠司氏が今まで手掛けてきた仮想通貨のプロジェクトは?

ここからは、今まで泉忠司氏が手掛けてきた仮想通貨のプロジェクトをいくつか紹介していきます。

泉忠司氏は、これまで下記のような仮想通貨でのプロジェクトを数多く手掛け、立ち上げています

  • 仮想通貨バンクプロジェクト
  • NOHA(ノア)コインによるICOプロジェクト
  • Orchid(オーキッド)コインの独自販売プロジェクト

仮想通貨バンクプロジェクト

泉忠司氏の仮想通貨のプロジェクトで代表的なものとして「仮想通貨バンク」があります。

仮想通貨バンクとはいわゆる投資ファンドのようなもので、ビットコインを仮想通貨バンクに預けておいてプロの投資家に運用してもらいビットコインを増やしてもらうというプロジェクトです。

月々の利益は30%というように謳っていますが、あまり上手くいっていないようで多くの人が仮想通貨バンクによる損害を受けています

NOHA(ノア)コインによるICOプロジェクト

NOHA(ノア)コインとは、2017年1月11日にフィリピンのICOで使われた仮想通貨で、日本とフィリピンの2カ国だけに販売を開始していました。

そのノアコインの広告塔に立ったのが泉忠司氏であり、過去の報道では40億円以上の資金調達に成功したとも言われています。

また、フィリピン政府による国家的なプロジェクトという話もあり、今後のノアコインの高騰に期待していた投資家などは多額のノアコインを購入し、利益を得ようとしていました。

しかしその後、フィリピン政府が「ノアコインとフィリピン政府は無関係である」という声明を発表したため、一気にノアコインへの疑心の目が向けられることになりました。

そのため、ノアコインは公開当初よりもかなり価格が暴落してしまい、ノアコインを購入してしまった人たちへの返金トラブルなども発生しています。

Orchid(オーキッド)コインの独自販売プロジェクト

Orchid(オーキッド)とは、イーサリアムのトークンのことで、スマートコントラクトなどの決算などで使うことができます。

ただオーキッドは一般の人には購入することができないトークンで、主に個人投資家に向けて販売されています。

そこで、泉忠司氏がオーキッドの独自に販売するプライベートセールを行ったというのが、泉忠司氏の仮想通貨ビジネスの事案の一つになります。

泉忠司氏は「オーキッドのプライベートセール」と言っていますが、「個人によるICO」という見方が強く問題となっています。

なぜなら、ICOの場合には出資になるため利益が出なければ配当金などを貰うことができないからです。

泉忠司氏自身は個人によるICOではないと明言していますが、実際の今のところはっきりとしていないというのが実情となっています。

泉忠司氏が集団提訴される!?その理由は?

泉忠司氏が集団訴訟を起こされている事案は、ネットビジネスで販売していた商材「パルテノンコース」や仮想通貨ビジネスによる「仮想通貨バンク」「ノアコイン」といったものが対象になっています。

「消費者機構日本」が集団訴訟を起こした

集団訴訟を起こしたのは「消費者機構日本」という団体で、消費者団体訴訟制度を通して消費者の被害を未然に防ぐ活動をしています。

泉忠司氏が集団訴訟されてしまった大きな理由は「お金を騙し取られた」ということが大きく、泉忠司氏に対する詐欺被害者会といったようなものまであります。

パルテノンコース

具体的には、ネットビジネスでの商材の集団訴訟では「パルテノンコース」という人工知能を使ってバイナリーオプションで儲けが出るはずが、全く儲からなかったというものになります。

仮想通貨バンクとノアコイン

また、仮想通貨バンクやノアコインの集団訴訟では、ビットコインやノアコインを出資・購入したがその後の利益は全くでなかったというものになります。

ノアコインに至っては「泉忠司のノアコイン被害者の会」というものまで発足してしまい、その後はフィリピン政府からの指摘を受けてノアコインの財団が被害者に対して返金を行ったため自体は終息しましたが、集団訴訟はいまだに続いている様です。

泉忠司氏関連の事件から学ぶ投資初心者が気を付けるべきこと

泉忠司氏関連の事件から学ぶ投資初心者が気を付けるべきことは?

最後に泉忠司氏関連の事件から、投資初心者が学ぶべきことや気をつけるべきことを見ていきましょう。

「絶対に儲かる」という投資はない!

泉忠司氏がネットビジネスの商材で集団訴訟されている「パルテノンコース」というものは、人工知能にバイナリーオプションを任せておけば必ず儲けが出るというものでした。

また、ノアコインに至っては泉忠司氏が将来的に確実に高騰する仮想通貨であると言って自ら広告塔になっていた事実があります。

どちらも「絶対に儲かる」というような購買意欲を煽るような共通点がありますが、実際は全く儲けが出ていなく逆に大損している人ばかりという現状です。

そのため、「絶対に儲かる」という投資や上手い話はなく、その様な上手い話には乗らないという気持ちを投資初心者には常に持っておく必要があるのです。

初心者には仮想通貨の投資はリスクが高い

一般的な株式投資で大手企業の株であればそれほど大きな損失のリスクは低いものですが、仮想通貨の投資は株式投資に比べるとリスクが高いものとなってしまいます。

特に、投資初心者にとっては仮想通貨の投資はリスクが高く、泉忠司氏のような個人によるICOなどに安易に出資してしまうケースも出てしまいます。

「仮想通貨はボラティリティが激しく、株式投資よりもハイリスクハイリターンである」ということを知ったうえで投資するようにしましょう。

あくまでも自己責任になってしまう

泉忠司氏は集団訴訟を起こされてしまっていますが、刑事事件などには未だになっていません。

2019年の7月現在もはっきりとした詐欺事件としては成立しておらず、あくまでも民事的な案件の一つになっています。

泉忠司氏が立ち上げてきたプロジェクトに出資し被害に遭ってしまった人もたくさんいますが、現段階ではあくまで自己責任ということになっているのです。

あくまで投資は自己責任という考えをしっかりと持ち、投資にはリスクがあるということを十分認識したうえで行う必要があります。コインチェック

まとめ

この記事では、「リアルドラゴン桜」と言われている泉忠司氏の経歴や過去の事案、集団訴訟の理由などをピックアップしていきました。

泉忠司氏のプロジェクトでは「お金を騙し取られた」という声が数多く上がっていますが、投資はあくまでも自己責任になってしまいます。

仮想通貨投資はハイリスクハイリターンであるため、投資初心者が安易に手をだすと大きな痛手になってしまいます。

上手すぎる儲け話には乗らず、様々な情報をしっかりと見極め、自分の経済的範囲内で投資することをお勧めします。

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