ICOCAのWiki的基本情報・特徴・種類やチャージ・購入・利用方法ついて解説

西日本を中心に、幅広く普及している交通系ICカード「ICOCA」。

2019年3月にはICOCA累計発行枚数が2000万枚を超え、今最も勢いのある電子マネーカードとして知られていますね。

この記事では、そんなICOCAに対する、以下のような疑問・要望に応えます。

  • ICOCAってそもそも何?
  • こどもでもICOCAは利用できるの?
  • チャージ・購入できる場所・方法が知りたい

ICOCAは、交通機関利用時はもちろん、日常的なお買い物でも利用できるとても便利な電子マネーです。

この記事を参考に、是非この機会にICOCAの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

ICOCAのWiki的基本情報

出典:ICOCA

名称 ICOCA/イコカ
機能・サービス 交通機関などでの決済
開始日 2003年11月
発行主体 JR西日本
発行枚数 2000万枚
種類 5つ
他カードとの相互利用 可能
対象地域 西日本

ICOCAは、西日本を中心に鉄道・加盟店での支払いなどに利用される、JR西日本によって発行されているICカードです。

ICOCAはいわゆる「電子マネー」ですので、チャージすることで何度でも利用することが可能です。

 

2003年11月に初めて発行されたICOCAは、わずか5か月で発行枚数100万枚を、2014年には1000万枚を突破しました。

また、2019年3月には発行枚数2000万枚を突破しており、ここ数年で規模が急速に加速している様子がうかがえます。

東のSuica、西のICOCAといわれるほどで、電車やバスでの利用のほか、「IC」マークのある加盟店などでの支払いにも対応しているため、

西日本で生活する方にとっては、持っているとかなり便利な電子マネーとなっています。

ICOCAを利用可能なエリア・店舗については、後述する「ICOCAの利用可能エリア」を参照ください。

ICOCAの意味・名前の由来

ICOCAの正式名称は、IC Operating Cardです。

「行こうか」の関西弁「行こか(ICOCA)」にもかかっていて、「ICOCAで行こか」というキャッチコピーで、西日本を中心に幅広い知名度を誇っています。

 

ちなみに、ICOCAの東日本版「Suica」の正式名称は、Super Urban Intelligent Cardです。

Suicaの場合、「スイスイ行けるICカード」の意味を持っているといわれています。

ICOCAの特徴

出典:ICOCA

タッチするだけで自動改札が通れる

ICOCAは非接触型の交通系ICですので、自動改札にカードをかざすだけで改札を通ることができます。

また、乗った場所と降りた場所を自動的に算出し精算してくれるので、いちいち券売機で切符を購入したり、区間ごとに料金を気にする必要はありません。

非接触型ICについて

非接触型ICカードは、機械的な接触をすることなく、データの送受信・上書きを行うことができるICカードです。

多くの電子マネーカードではこの非接触型ICカードが使用されており、日常的に交通機関を利用する学生・会社員などに利用されています。

※ICとは、小さな板に多くの電子基盤を組み込んだ、電子回路の素子のことを意味します。集積回路とも呼ばれています。

交通系以外での利用も可能

交通系ICとよばれるICOCAですが、電車やバスでの利用以外にも様々な場所で利用されています。

 

代表的なのは、ICOCA加盟店におけるお買い物。

ICOCAは西日本を中心に、セブンイレブン・ローソンなどのコンビニエンスストアや、マクドナルド・ガストなどの飲食店における決済手段として利用可能です。

 

ICOCAを利用可能なエリア・店舗については、後述する「ICOCAの利用可能エリア」を参照ください。

電子マネーだから半永久的に繰り返し利用できる

ICOCAはほかの電子マネーと同様に、チャージを行うことで繰り返し利用することができます。

カードの有効期限も設けられていないため、半永久的な利用が可能です。

ただ、一度利用してから10年が経過した時点で、発行されたカードは自動的に利用停止となりますのでご注意ください。

 

ICOCAのチャージ方法・チャージ場所については、後述する「ICOCAの購入・チャージ方法」をご参照ください。

利用履歴の確認・印字が可能

ICOCAに備わっている便利な機能として、「利用履歴の確認・印字が可能」という点が挙げられます。

利用履歴の確認方法については下記画像を参考にしてください。

ICOCA

出典:ICOCA

以下は、この機能を利用する際の注意点になります。

  • 利用履歴は過去最大20件までの確認しかできない
  • 20件以上確認したい方は改札口係員に相談(最大50件までなら対応可能)
  • 地域によっては、利用した駅名が表示されないことがある
  • 利用してから26週間(6か月強)経過すると履歴は消去される

 

後述する「SMART ICOCA」であれば、携帯電話・パソコンなどから利用履歴を確認することが可能です。

また、駅改札口係員に相談する際は、本人確認のため公的証明書(免許証等)を提出する必要がありますので、あらかじめご用意ください。

紛失しても安心

クレジットカードや電子マネーカードを紛失した場合、「だれかに悪用されるのではないか?」という不安がありますよね。

ただ、ICOCAの場合、その心配はありません。

 

クレジットカードを紛失した時と同様、駅改札口係員に申し出れば、すぐに「使用停止手配」を行うことが可能です。

電子マネーを勝手に利用されることもありませんし、残額分の電子マネーも新たに発行するカードに引き継がれますので安心です。

 

注意点として、一度「使用停止手配」をした場合、当該カードは二度と利用できなくなりますのでご注意ください。

また、「使用停止手配」を申し出る際には、本人確認のため公的証明書(免許証等)を提出する必要がありますので、あらかじめご用意ください。

参照:ICOCAの紛失再発行

ICOCAポイントが貯まる

ICOCAを利用すると、チャージしている金額とは別に「ICOCAポイント」なるものが付与されます。

溜まったICOCAポイントは、交通機関・ICOCA加盟店での支払いに利用することが可能です。

ICOCAの利用可能エリア・店舗

ICOCA

出典:ICOCA

続いてはICOCAの利用可能エリア・店舗について紹介します。

結論から言えば、ICOCAは「ICOCAマーク」がある鉄道・バス・店舗すべてで利用することができます。

 

また、ICOCAは相互利用制度を設けており、Suica(東日本)やKitaca(北海道)地域でも利用することが可能です。

ICOCAの相互利用に対応しているカード(地域)は以下の通り。

  • ICOCA(JR西日本)
  • Kitaca(JR北海道)
  • PASMO(東京メトロ・京急など)
  • Suica(札幌・仙台・新潟・首都圏)
  • manaca(名鉄・名古屋市地下鉄など)
  • toica(JR東海など)
  • PiTaPa(阪急・阪神・京坂・近鉄・南海など)
  • はやかけん(福岡市地下鉄)
  • nimoca(函館・宮崎・福岡・大分・熊本・佐賀)
  • SUGOCA(福岡・佐賀・大分・熊本・長崎・宮崎・鹿児島)

 

尚、一部を除き、基本的にはそれぞれのエリアをまたがって利用することはできませんのでご注意ください。

ICOCAの種類とその概要

ここからはICOCAの種類とその概要について紹介していきます。

ICOCAには主に、「ICOCA」と「ICOCA定期券」の2つがあり、それぞれ用途・機能が異なります。

また上記2種類それぞれに、以下3種類のカードが用意されているため、計6種類のICOCAが存在することになりますね。

  • ノーマル
  • こども
  • SMART

>>>機能別比較一覧

あらかじめ用語解説:デポジットとは?
デポジットとは、カード発行預り金の事です。
カードの使い捨てを防止するため、カード新規購入時に支払う必要があり、カード返却時にデポジットが返金されます。「カード使い捨てたら、預けている500円が受け取れなくなりますよ~」ということですね。

ICOCA

ICOCAは、切符の機能をICカードに追加したカードです。

このカードにお金をチャージしておくことにより、改札機にタッチしただけで、乗った場所と降りた場所を自動的に算出し精算してくれるので、

いちいち券売機で切符を購入したり、区間ごとに料金を気にする必要はありません。

 

ICOCAは1枚2000円(デポジット500円含む)で発売されています。

ICOCA定期券

ICOCA定期券は、定期券ときっぷの機能を併せ持ったカードです。

チャージしておくことにより、定期券区間外でも改札機にタッチするだけで乗車区間の運賃を自動的に精算することが可能です。

 

また、ICOCA定期券は切符の機能も持ち合わせているので、定期券区間内外から乗車し、定期券外内で降車した場合でも、乗った場所と降りた場所を自動的に算出し精算してくれます。

その他3種:ノーマル・こども・SMART

ノーマルICOCA(定期券)

ノーマルICOCAは誰でも利用できるICOCAカードです。

JR西日本のICOCAエリアであれば、駅の「みどりの窓口」やICOCAカードのマークがある自動券売機でも購入できます

ICOCAカードのマークは以下の通り。

こどもICOCA(定期券)

こどもICOCAは小児用のカードです。

カード券面に記載されているお客様本人に限り、12歳となる年度の3月31日まで利用できます。

SMART ICOCA(定期券)

SMART ICOCAは、現金無しでチャージすることができるカードです。

ノーマルICOCAやこどもICOCAは、券売機や店頭などで現金を用いてチャージしますが、SMART ICOCAの場合、お手持ちのクレジットカードでチャージすることが可能です。

(対応しているクレジットカードは以下の通り。)

ICOCAの購入・チャージ方法

ここからは、ICOCAの購入・チャージ方法について解説します。

ICOCAの購入・チャージ方法は以下2種類。

  • 現金で購入・チャージ
  • クレジットカードで購入・チャージ

 

1つ1つわかりやすく解説します。

現金で購入・チャージ

ICOCAの現金での購入は、JR西日本のICOCAエリアに属する各駅の「みどりの窓口」、またはICOCAカードマークのある自動券売機にて購入することができます。

現金での購入・チャージに対応しているのは、「ノーマルICOCA(定期券)」と「こどもICOCA(定期券)」の2つです。

出典:ICOCA

クレジットカードで購入・チャージ

クレジットカードでの購入・チャージに対応しているのは、「ICOCA定期券(3種全て)」と「SMART ICOCA」の2つです。

クレジットカードでの購入・チャージ方法は以下の3通り。

  1. JRおでかけネットで申し込み
  2. SMART ICOCA入会申込書でお申し込み
  3. カウンターでお申し込み

>>>詳しくはこちら

ICOCAの利用方法・便利な機能

出典:ICOCA

最後に、ICOCAの利用方法をご紹介します。

ICOCAの利用方法、便利な機能は以下の通り。

  • ワンタッチで自動改札を通る
  • お買い物をする
  • 利用履歴の確認・印字をする
  • 紛失した時には。。。
  • ICOCAポイントが貯まる
  • 駐車場で利用する/パーク&ICOCA

 

上記のうち、最初の5つ(「ICOCAポイントが貯まる」まで)は、「ICOCAの特徴」にて解説済みですので割愛させていただきます。

駐車場で利用する

パーク&ICOCAとは、駅周辺のサービス対応駐車場と鉄道の両方を利用した際に、駐車場料金が自動的に優遇されるサービスです。

以下は「JRおでかけネット」による公式な説明です。

「パーク&ICOCA」とは、駅周辺の「タイムズ」と鉄道を同日中にご利用いただく際、最寄駅の自動改札で降車時に利用したICOCAをタッチしていただくだけで、「タイムズ」の駐車料金を自動的に優待する「簡単」で「おトク」な新しいサービスです。

※駐車場最寄駅を出場される際は、ICOCAで自動改札機をご利用ください。

ICOCAと回数券を併用するために駐車場最寄駅にて精算機をご利用される場合などは、駐車料金優待の対象外となります。

出典:JRおでかけネット

サービス利用手順

ICOCA

出典:ICOCA

精算機の使い方

出典:ICOCA

ICOCAに関するまとめ

ICOCAは、交通機関を利用した移動の際はもちろん、ローソンやセブンイレブンなどの大手チェーン店舗での利用も可能です。

 

東の「Suica」と西の「ICOCA」。

冒頭でも説明した通り、西日本に住んでいる方であれば「ICOCA」一枚があれば現金なしで生活することが可能です。

今後は加盟店が増加により、ICOCAを利用できる場面がますます増えていく見込みですので、関西在住の方は是非、ICOCAの購入を検討してみてくださいね。

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