Decred(ディークレッド/DCR)のwiki・特徴・評判・購入できる取引所・将来性まとめ

Decred(ディークレッド)は仮想通貨のパイオニアとも呼ばれる開発陣によって開発されたオープンソース仮想通貨です。

ステークホルダーの開発の方向性を決められる「コンセンサス投票システム」による公平性とPoWとPoSの承認方式を取り入れた「ハイブリット型」を導入することで通貨の安定性を高めています。

そんな期待が高まるDCRの特徴や将来性についてわかりやすくまとめました。

Decred(ディークレッド/DCR)のwiki的基本情報

仮想通貨名 Decred(ディークレッド)
トークン名 DCR
公開月 2016年2月8日
開発国 -
開発チーム BTCSuiteのオリジナル開発メンバー
開発者 ジェイコブ・ヨーコム
発行上限 21,000,000 DCR
発行枚数 9,301,224 DCR
アルゴリズム PoW(プルーフ・オブ・ワーク)PoS(プルーフ・オブ・ステーク)
公式HP decred.org
ホワイトペーパー Decredのホワイトペーパー
Twitter @decredproject
Facebook -
Reddit decred community
TelegramID -
YouTube Decred

Decred(ディークレッド/DCR)とは

DCRは二つの承認方式を導入したハイブリット型の仮想通貨です。

これまで、仮想通貨の承認方式にはそれぞれ問題がありました。

どのような問題が起きていたのでしょうか?それぞれ解説します。

PoWの問題点

PoW(proof of works)とはビットコインで採用されている承認方式です。

マイニングをすることで報酬をもらえますが、問題はPoWは高性能かつ大量のコンピューターで計算する必要がある点です。

PoWでは膨大な計算を行うことから、その計算に耐えうる高性能なPCが必須であり、常に稼働させて計算させる必要があります。

その為、高額な電撃代がかかってしまい、報酬でもらえるコインよりも電気代のほうが上回ってしまうことが発生します。

しかし、場所を海外に変えれば電気代の問題は解決できます。

もう一つ問題点として挙げられるのは、51%攻撃という問題です。

51%攻撃というのは悪意のグループまたは個人がネットワーク全体の51%以上の計算能力を持ってしまうことです。

この状況となってしまうとブロックチェーンネットワークが悪意のある集団や個人にコントロールされてしまい、改ざん行為が発生してしまう危険性があります。

PoSの問題点

PoS(Proof of Stake)はビットコインで発生していた問題点を改善策として考案され、主にアルトコインで採用されている承認方式です。

PoSではPoWの問題点を解決するために、CoinAge(コイン年数)という概念を採用しました。

CoinAgeを導入したことにより計算量を減らすことに成功し、電力の無駄が減りました。

また、PoSでは51%攻撃の問題についても改善されています。

CoinAgeはコインの量とコイン保有年間により求められる概念です。

これによって、CoinAgeが高ければ高いほどマイニングが成功しやすくなります。

これにより攻撃者は51%攻撃をするには大量のコインを持つ必要があり、更に攻撃を実施することにより自ら保持しているコインの信頼を下げることになるので、自分自身も大きな打撃を受けることとなります。

これにより、51%攻撃が発生しにくい状況です。

PoW承認方式の問題点を解決できているのであれば、PoS承認方式だけを使用すれば良いのではないか?と思う方がいらっしゃると思いますが、PoS承認方式にも大きな問題があります。

それはCoinAgeにより、コインを多く保有している程マイニングが成功しやすくなります。

これにより何が起きるのかというと、マイニングの報酬がコイン大量保持者に集中してしまい、通貨が流動しないような状況が生まれます。

さらにコインを大量に保有していれば、不正なブロックを作成しやすくなります。これは低コストでブロックが生成できてしまうためです。

このようにPoS承認方式をとっても別の問題が発生してしまいます。

Decred(ディークレッド/DCR)の特徴

Decred

オープンソース

DCRはオープンソースです。

開発ソースコードも公開されており、新しい機能の実装や不具合修正が発生しても、公式サイトにて公開議論が行われます。

運営側だけで権利を独占するのではなく、公開議論で得られた意見も採用しています。

これによりオープンな仮想通貨を目指しています。

PoWとPoSのデメリットを抑えたハイブリット型

DCRはPoW承認方式とPoS承認方式で問題となっている点を抑えるために、二つの承認方式を採用したハイブリット型となっています。

これは通貨の安定性を保つためとなります。

報酬の60&をPoWで承認し、残りの30%をPoSで承認を行います。

残りの10%はDCRの開発資金へと宛てられます。

PoWとPoSの2段階認証を行うことにより、これまでPoWとPoSで起きていたそれぞれの問題が発生しにくくなり、結果通貨の安定性が生まれることになります。

さらにハイブリット型とすることにより、ビットコインで発生しているハードフォーク(仮想通貨の分裂)が発生しにくい点もメリットの一つです。

コンセンサス投票システム

DCR最大の特徴と言える点です。

これはステークホルダー(利害関係者)がDCRのルールを自主的に決めることができるシステムです。

これにより、DCRを保有していれば、一定条件を満たすと投票に参加することができます。

投票条件は、DCR専用ウォレットを24時間オンラインに設定することで投票権を得られます。

コンセンサス投票システムにより、例えば開発での方向性の違いが発生した場合は投票で決めたり、アップデートなどでも投票が行われます。

なお、DCRでは承認システムによる影響でコンセンサスを変更するにはステークホルダーの明確な承認が必要となります。

これにより、投票結果によってコンセンサスが自動で変更されます。

仲介を挟むことがないアトミックスワップ

アトミックスワップは取引所を始めとした仲介を挟むことなく通貨を交換できるシステムです。

DCRだけではなく、異なる仮想通貨同士でも可能です。仲介者を挟まず、当事者のみで取引できるので秘匿性が高い取引を可能します。

Decred(ディークレッド/DCR)の問題点

Decred

コミュニティ参加者ありきの問題点

DCRは開発状況をオープンにしたり、投票システムを利用して意見を取り入れたりとコミュニティ利用者があってこそ運営が成り立っています。

しかし、投票率が悪く、有効値まで達しないと機能不全に陥る問題があります。

また、特定人物の発言が強まってしまうとDCR保有者がその人物に従ってしまい、非中央集権制を目指しているDCRにとっては公平な意見を取れなくなる問題点もあります。

このようにコミュニティ依存である点はメリットでもありますが、様々なデメリットを抱えている状況にあります。

ビットコインの存在

DCRを広めて認知度を高めるためには、現在主流であり知名度が高いビットコインの存在を気にしなければなりません。

ビットコインのコミュニティに属している場合は、ビットコインのコミュニティを離れてDCRのコミュニティへ行かなければなりませんが、それは難しいと考える人は多いです。

Decred(ディークレッド/DCR)の評判

Decred

DCRはハイブリット型を搭載したことにより、通貨の安定性が非常に高まっています。

更にオープンソースであり、投票システムを導入していることから公平性も高く、今後の伸びしろが高いと評価されています。

Decred(ディークレッド/DCR)が購入できるおすすめの取引所3選

Decred

ビットレックス(Bittrex)

ビットレックスはアメリカで人気が高い取引所です。

仮想通貨の取り扱いは200種類以上あり、マイナーな仮想通貨を取り扱うのに最適な取引所です。

ICO直後のコインが上場するので、公開されたばかりの通貨を購入することもできます。

また、取引画面が使いやすく、カスタマーのサポートも万全です。

ただし、日本語に対応しておらず、日本円での入金ができない問題があります。

日本の取引所またはウォレットを経由する必要があるので、入金の手間がかかるのが難点です。

クリプトピア(Cryptopia)

クリフトピアはニュージーランドの取引所です。

最大の特徴は500を超える仮想通貨を取り扱っており、その数は圧倒的です。

しかし、中には詐欺目的のコインも混じっていることから初心者向けではなく、ある程度仮想通貨に理解がある玄人向けの取引所となっています。

また、日本円での直接取引ができない点もご注意ください。

ポロニエックス(Poloniex)

ポロニエックスはアメリカの仮想通貨取引所です。

世界最大級の仮想通貨取引所であり、ユーザ数は圧倒的な数を誇ります。

仮想通貨の取扱数は70種類と、ビットレックスやクリプトピアと比べると劣りますが、この数でも十分に取り扱いは多いです。

ポロニエックスはユーザ数が非常に多いため、通貨の流動性が高いです。

また、過去の取引数量が多いと手数料が安くなりますが、600BTC以上の取引が条件であり、個人では恩恵を受けにくいです。

日本語には対応していない点は注意が必要です。

他の取引所に慣れていれば、ある程度の操作はできますが、サポート対応が必要となった時には苦労します。

また、過去にポロニエックスは過去にハッキングされた経緯がある点も不安要素の一つです。

Decred(ディークレッド)の将来性

DCRはアップデートを始めとした開発方針を投票システムという形で意見を集め、更にこれまで問題となっていたPoWやPoSの承認方式で発生していた問題を両方の承認方式を採用することにより仮想通貨の安定性を高めた非常に優れた仮想通貨と言えます。

現状ではまだまだ勢いがあるとは言えず、地味な仮想通貨ではありますが、コミュニティも活発であることから、DCRの目指したオープン体制は順調に進んでいます。

現在開発中のライトニングネットワークが実装されれば、今後高騰する可能性は十分にあります。

DCRに将来性を期待するのであれば、是非これを機に購入してみましょう!

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