カウンターパーティートークン(XCP)とは・特徴・今後の将来性・欠点・トークン発行のやり方・購入できる取引所まとめ

ビットコインのブロックチェーン上で開発されたプラットフォームに「カウンターパーティー」というものがあります。

横文字ばかりでわかりにくいかもしれませんが、簡単に言ってしまうとビットコインの技術に便乗したプラットフォームの事です。

意味について詳しくは後述しますが、カウンターパーティーという言葉には2つの意味があります。

  • 仮想通貨の名称としてのカウンターパーティー(XCP)
  • プラットフォームの名称としてのカウンターパーティー(Counterparty)

という意味です。

少し紛らわしいですが、これを踏まえた上で、カウンターパーティーの特徴や発行の仕方などを見ていきましょう。

カウンターパーティは、独自のトークンを発行できるという特徴があり、分散型取引所を設置する事で個人でも簡単に自分のトークンを作る事ができます。

カウンターパーティートークン(XCP)のwiki的基本情報

仮想通貨名 カウンターパーティートークン(Counterparty)
トークン名 XCP
最小単位 -
公開月 2014年1月2日
発行上限 -
発行枚数 2,648,755枚
アルゴリズム PoB(プルーフ・オブ・バーン)
公式HP counterparty.io
ホワイトペーパー github.com/CounterpartyXCP
Twitter @CounterpartyXCP
Facebook @CounterpartyXCP
Reddit -
TelegramID -
YouTube -

カウンターパーティートークン(XCP)とは

カウンターパーティーはビットコインのブロックチェーン上の「分散型プラットフォーム」によって発行された仮想通貨の事を言い、開発された目的としては以下の様なものがあります。

ビットコインの利用目的を増やす

カウンターパーティは、ビットコインの利用目的を増やし、さらに仮想通貨のユーザーを増やす事を大きな目的の一つとして開発されました。

個人でも簡単にトークンが発行できるため、ユーザーのニーズにも柔軟に対応する事ができるという利点があります。

独自のトークンを普及させる

狭義の意味での開発目的としては、トークンのメリットを活かしたサービスに利用してもらえるとという事も言えます。

トークンはオンラインサービスでのポイントの代替え目的としても使えるため、より仮想通貨が浸透しやすくなるのです。

また、一定の条件を満たしたサイト内でしか利用できないといった制限があるため、様々なサービスの利用証明目的として開発されたとも言えるでしょう。

Counterparty(カウンターパーティ)とXCPの違い

Counterparty(カウンターパーティー)とXCP(カウンターパーティー)の違いはやや分かりにくいため、その違いについて簡単に解説します。

Counterparty(カウンターパーティー)とは

という言葉のそもそもの意味は「金融機関の取引相手」となります。

いわゆる為替取引やデリバティブ取引における取引相手の事を指し示し、金融業界での俗語で、金融プラットフォームサービスの名称としても使われています。

XCP(カウンターパーティー)とは

それに対し、XCP(カウンターパーティー)は仮想通貨の名称として使われています。

仮想通貨の名称として使われる場合は「XCP」と表記される事が多く、ティッカーとした方が分かりやすい場合もあります。

この記事で取り上げているカウンターパーティは、後者のXCP(カウンターパーティー)です。

カウンターパーティートークン(XCP)の特徴

カウンターパーティーは、ビットコイン上のプラットフォームによって発行されているという点が大きな特徴になります。

これについて、詳しくご紹介していきましょう。

Proof of Burn(プルーフオブバーン)の仕組みを採用

カウンターパーティーは、Proof of Burn(プルーフオブバーン)の仕組みによって発行されています。

Proof of Burn(プルーフオブバーン)の仕組みについては後述しますが、カウンターパーティーはビットコインと引き換えに発行されているということです。

カウンターパーティーは、「ビットコイン2.0プロジェクト」などと揶揄されていますが、ビットコインに新機能が付いたものと捉えてもらって良いでしょう。

カウンターパーティーの総発行枚数はおよそ260万枚と上限が決まっており、その上限を増やさずにビットコインのシステムとも上手くリンクしているという点も特徴の一つです。

個人でも簡単にトークンを発行できる

カウンターパーティーのトークンは個人でも容易に発行する事ができるため、今では個人事業主や個人の運営サイトなどからも需要が高まっています。

さらにこのトークンは、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)と呼ばれる、仮想通貨の個人発行による資金調達ができる点も特徴で、カウンターパーティーでもその手段を取り入れる事ができます。

カウンターパーティートークン(XCP)の欠点

カウンターパーティーは独自のトークンを発行する事ができ、メリットが多いという印象を受けますが、ここからはデメリットについて見ていきましょう。

手数料が高い

カウンターパーティーの大きなデメリットとして、送金する際の手数料が高いという点を挙げる事ができます。

カウンターパーティーはビットコインのブロックチェーンを使っているため、トークンの送信毎の確認はビットコインマイナーによって行われています。

そこでは送信毎にトランザクションが発生しているため、同時にカウンターパーティーの手数料も高くなってしまうのです。

手続きに時間がかかる

また、手続きにも時間がかかるという点もデメリットになります。

ビットコインの認証時間として、最低でも10分間は待つ必要があるからです。

ビットコインのその時間帯の流通量や決算の頻度の数によっては、さらに時間が掛かってしまう事になります。

ビットコインの価格に影響されやすい

カウンターパーティは、ビットコイン上にあるプラットフォームから作られている仮想通貨のため、ビットコインの価格に影響されやすいという点もデメリットになるでしょう。

ビットコインのボラティリティ(価格変動)によっては、カウンターパーティーの利用目的も限られてしまう場合があります。

カウンターパーティー(XCP)でトークンを発行するやり方

カウンターパーティーでトークンを発行するには、その元となるカウンターパーティー(XCP)が必要となります。

カウンターパーティーが必要な訳は前述したProof of Burn(プルーフオブバーン)の仕組みを使っているためです。

まずはそのProof of Burn(プルーフオブバーン)の仕組みを簡単にご紹介します。

Proof of Burn(プルーフオブバーン)の仕組み

Proof of Burn(プルーフオブバーン)の“プルーフ”とは「証拠」という意味になり、“バーン”とは「燃焼」という意味になります。

直訳すると「証拠を燃焼する」という意味になり、仮想通貨での証拠の燃焼とは「そのコインを使えないようにする」という意味で使われています。

具体的な仕組みとしては、秘密鍵を持つアドレスにコインを送る事でそのコインを使えないようにする事ができ、それと引き換えにアルトコインが発行されるというものです。

トークンを発行するために必要なもの

カウンターパーティーで独自のトークンを発行するには、ウォレットアプリの「IndieSquare Wallet(インダースクエアウォレット)」と、引き換え元となるカウンターパーティー(0.5XCP)が必要となります。

さらに、トークンを発行する場合には、ビットコインによる手数料(0.0005BTC)も発生するため、ビットコインも必要となります。

インダースクエアウォレットアプリはiPhoneとandroidどちらにも対応しているモバイルアプリで、ビットコインやカウンターパーティーの送金だけでなく保管にも便利に使われています。

トークンを発行する手順

  • カウンターパーティー(XCP)
  • ビットコイン
  • インダースクエアウォレット

以上の3つが用意できれば、後はそれほど難しくはありません。

 

トークンを発行する手順を確認していきましょう。

  1. インダースクエアウォレットにカウンターパーティー(XPC)とビットコインを送金
  2. ウォレットアプリに表示されている「トークン新規発行」を選択
  3. 「通貨の名称」「取引単位」「初回発行量」を入力

以上の流れで、自分だけの独自のトークンを発行する事ができます。

カウンターパーティートークン(XCP)が購入できる取引所

カウンターパーティー(XCP)の購入ができる仮想通貨取引所は、国内ではZaif(ザイフ)のみとなります。

海外ではBittrex(ビットトレックス)とPoloniex(ポロニエックス)の2つの取引所から購入する事ができます。

カウンターパーティーを購入するには、手数料が海外取引所と比べても安価なザイフがおすすめです。

特に、初めて仮想通貨を購入する場合は、国内取引所であり日本語にも対応しているはザイフが無難と言えるでしょう。

カウンターパーティートークン(XCP)の評判

カウンターパーティーがユーザーからどのように評価されているのか、Twitterを通して見てみましょう。

カウンターパーティーのトークンの名称に関して、面白いつぶやきをされています。

カウンターパーティーのトークンは誰でも簡単に作る事ができるので、名称で個性をだす方法もあります。

MUUIとは六本木にあるナイトクラブマハラジャに無料で入れるトークンの事です。

このように、イベント会社なども独自のトークンを手軽に発行する事ができます。

カウンターパーティートークン(XCP)の今後の将来性

カウンターパーティーは、ビットコインのブロックチェーン上に作られた仮想通貨であるという点から信頼性や安全性が高いとして一定の評価を得ています。

しかし、手数料や送金速度にはまだまだ課題が残っており、今後の将来性を考えると課題をどのようにしてクリアしていくのかという点が重要になります。

しかし、カウンターパーティーは独自のトークンを発行する事ができるため、新しいニーズが生まれればその需要も増えていくことが期待できるでしょう。

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