仮想通貨取引で破産してしまう原因とは?破産する人の共通点や対処法も解説!

仮想通貨の取引によって多額の利益を生み出すことに成功している人も多い中、大きな損失を出している人もいます。

その中には破産した人もいるため、仮想通貨取引を検討している人はくれぐれも注意しなくてはいけません。

そこで今回は、仮想通貨によって破産してしまった人の破産理由や共通点などをご紹介します。

また仮想通貨を行う上で、破産しないためにはどうしたらいいのという点についても解説していきます。

仮想通貨で破産した人達の例

残念ながら仮想通貨で破産してしまった人は、同じ理由で破産しているのではなく、いくつかの要因があるのが実態です。

複数の要因が重なり破産至っているケースもありますので、仮想通貨取引に興味や関心を持っている人は、くれぐれも注意しなくてはいけません。

税金を支払うことができずに破産

仮想通貨取引による破産理由の一つには、税金を支払うことができずに破産したというものがあります。

仮想通貨で利益をあげた場合は、税金を払わなければなりません。所得税は4000万円以上は税率45%なので、仮に仮想通貨で4000万円の利益を上げた場合の所得税は1800万円です。

しかし、翌年に入ってすぐに3000万円の損失を出した場合、3000−(4000−1800)=800万円の赤字になります。

仮想通貨は変動が激しいので、こうしたパターンは珍しくなく、多額の利益をあげても翌年の税金の支払いができずに破産危機に直面している人は少なくありません

引用:弁護士法人 泉総合法律事務所「仮想通貨で自己破産?!深刻な借金を背負うリスクを解説」

上記で紹介されているように仮想通貨で利益を出した場合は、利益に応じて税金を支払わなくてはいけません。

特に多額の利益が発生した場合は、法律によって定められた相応の税金を支払う必要があります

利益を生み出すことに執着しすぎてしまい、税金のことを忘れてしまうと破産しなくてはならない状況に陥りやすくなりますので要注意です。

実際に多くの人が課税により破産していることを念頭に置き、仮想通貨取引を行うことが求められてきます。

全財産を仮想通貨取引に投入して破産

仮想通貨取引を実施する時は、ある程度資金に余裕がある状況の中で取引を行うのが賢明です。

全財産をつぎ込んで仮想通貨取引を行ってしまうと、損失の発生により資産の全てを失う恐れがあります。

資産の全てを失った後に残されているのは、破産するという道だけです。

仮想通貨取引を行う場合は、生活するための資金とは別の余剰資産を利用するようにしましょう。

余剰資金であれば、万が一損失が発生した場合でも、資産の全てを失うこともなく破産する心配もありません。

最適な状況判断ができず破産

仮想通貨は必ずしも利益を出せるとは限らず、残念ながら損失が出る場合もあります。

できる限り損失を回避するためには、適切な状況判断も必要です。

大きな値動きにより損失が発生してしまった場合には、状況を見て素早く損切りを行うという決断も必要でしょう。

損失は出てしまいますが、破産するほどの大きな損失は回避することができます。

再び価格が上昇することを期待して売却を先延ばしにしている間に、さらに大きな損失になってしまう場合もあります。

仮想通貨市場は価格変動が激しいため、再び上昇するのを待ちたいという気持ちが生まれるのも当然ですが、状況によっては、損失が拡大しないよう売却を決断する勇気も必要なのです。

仮想通貨で破産する原因はやはり税金?その理由は?

仮想通貨で破産する原因には、もちろん税金も関係していますが、その他にも資金管理や取引上の判断なども大きく関係しています。

前項であげた原因に1つでも不安がある場合は、現状は問題がなくても後々いずれかの原因によって破産する恐れがありますので、くれぐれも注意してください。

仮想通貨取引を行っている以上、大きな損失や破産という可能性は必ず存在し、可能性をゼロにすることはできません。

その点を十分理解した上で、仮想通貨取引を行っていきましょう。

破産につながる原因をしっかりと把握することで、破産するという可能性をできる限り減らすことができますし、同時に、安心して取引ができることは利益にも繋がるはずです。

税金で破産するとどのような対処方法がある?

仮想通貨取引により多額の税金が発生したものの、支払うことができずに自己破産した場合は、税金を支払う必要はありません。

自己破産は債務整理の一つで、全ての借金を無しにすることができるのです。

高額な税金を支払が必要となった場合でも、自己破産を選択すれば、支払い義務はなくなるため大きなメリットに思えます。

しかし自己破産は、負債を帳消しにする代償として全ての財産を手放すという条件も発生するため、土地や車などを持っている場合は、これらの財産も全て手放すことになります。

それでも課税による多額の支払いを回避することができるため、到底払うことのできない額の税金が発生してしまった場合には、自己破産も1つの選択肢と言えるでしょう。

仮想通貨で破産をする人達のNGトレード手法

知らず知らずのうちに間違ったトレード手法(取引)を実践し、自ら損失が発生する状況を作っている可能性もあります。

短期間で軌道修正することができれば損失を最小限に抑えることができますが、もしも間違いに気づかなかった場合は、破産する確率が高くなってしまうでしょう。

売却するタイミングが遅い

仮想通貨取引で大切なのは、いかに損失を最小限に食い止めるかという点です。

仮想通貨取引で利益を出している人の多くは、損失が発生する状況を極力作りださないようにしています。

そして、損失が発生してしまった場合には、損失が拡大する前に売却を決断することで損失を最小限に抑えているのです。

破産するほどの損失を出してしまう人の多くが、売却すべきタイミングを逃した上に遅すぎるタイミングで売却を決めており、それが大きな損失に繋がっているのです。

仮想通貨取引では、損失をいかにして最小限に抑えるかという点が、利益を生み出すことにも繋がっているため、素早い状況判断が求められてきます。

全財産を仮想通貨に投資

前述しましたが、仮想通貨取引に全財産を投資するのは、大変危険な行為です。

もちろん成功すれば多額の利益を生み出す可能性も秘めていますが、失敗して大きな損失となった場合には、破産に直結しています。

仮想通貨だけでなく全ての投資において言われていることですが、投資に絶対はありません。

どんなに知識や経験がある人でも、失敗してしまう可能性を秘めているのです。

全財産ではなく、余剰資金などを利用した投資であれば、万が一大きな損失が生まれてしまった場合でも、破産にまで発展することはありません

一時的に取引をすることができなくなっても、また余剰資金が貯まったら再び仮想通貨取引を開始することもできますし、余裕をもった取引ができるでしょう。

練習や経験を積まずに仮想通貨取引を実施

どんなことにも言えることですが、練習や経験は、仮想通貨取引においても必要不可欠です。

何の知識や経験もなく運任せで仮想通貨取引を行っても、大きな利益を上げることは難しいでしょう。

デモトレードなど仮想通貨のシミュレーション取引を利用すれば、少しずつ経験を積んでいくことが可能です。

損失を最小限に抑えるにはどのようなタイミングで売買の判断をするべきか、といったタイミングも学ぶことができるはずです。

シミュレーションであれば失敗しても損失は発生しないため、安心して練習することができます。

ある程度の経験を積んだ上で、実際の仮想通貨取引を行えば、的確な状況判断もできるため満足のいく取引ができるでしょう。

仮想通貨で破産する人達の共通点

仮想通貨取引で損する人の多くは、取引のタイミングや状況判断が下手もしくは全財産を仮想通貨取引につぎ込んでいます。

取引タイミングはその時の状況によって異なってくるので、目先の状況に熱くならず冷静に見極める判断力が求められてきます

また全財産を仮想通貨取引につぎ込んでしまうのは、あまりにもリスクが高すぎるため避けるべきでしょう。

全財産を投資して失敗してしまった時には、破産に直結してしまう確率が高いため、仮想通貨取引には余剰資金を利用するのが理想です。

もう1つ破産する人の共通点として、仮想通貨取引に対して熱くなりすぎるという問題もあります。

取引に熱くなりすぎてしまうと冷静な判断力を失ってしまうため、より損失が大きくなりやすいのです。

仮想通貨で破産をしない為に心がけること

仮想通貨取引で破産を回避するためには、主に3つのポイントがあります。

特に難しいポイントではありませんので、破産しないためにも日頃から心掛けておきましょう。

全財産で仮想通貨取引を行わないこと

全財産で仮想通貨取引をしないという1点を守るだけでも、破産を避けることができます

特に、生活資金とは別の余剰資金を利用した仮想通貨取引であれば、純粋に取引を楽しむこともできるはずです。

人によっては、ちょっとした資金で仮想通貨取引を始め、驚くほど多額の利益を生み出すことに成功している人もいます。

これが仮想通貨取引の本来あるべき姿であり、全財産をつぎ込むというギャンブルのような投資は絶対に避けるべきでしょう。

損切りを積極的に実施

仮想通貨市場はまだまだ不安定な要素も多く、価格の急激な下落や上昇も珍しくありません。

万が一損失が出てしまった場合には、状況に応じて、素早く損切りという判断を下すことも重要です。

多少の下落であれば問題はありませんが、市場全体が下落するような大きな要因があり、長期的に下落する可能性がある場合には、出来るだけ早く損切りすることで、損失を最小限に抑えることができます。

特に仮想通貨取引の経験が少ない人は、状況判断ができずに、このような状況に陥りやすいので注意しなくてはいけません。

イライラしない・熱くならないように注意

仮想通貨取引は成功する時もあれば、失敗する時もあります。

失敗してしまった時に、イライラしたり熱くなりすぎてしまうと冷静に判断することができなくなります。

仮想通貨取引には、常に平常心を保ち冷静に判断することが求められるため、興奮しすぎないよう注意しましょう。

失敗してしまった時は、気持ちを切り替えて仮想通貨取引を楽しむのがポイントです。

支払う税金を把握すること

利益が発生した場合は、相応の税金を支払わなくてはなりません。

多くの人が利益だけに注目し、税金がどれほどになるのかという点については疎かになってしまうため注意が必要です。

仮想通貨取引に成功し利益が発生した場合は、同時に税金を支払うためにどの程度必要なのか考える癖をつけましょう。

まとめ 〜仮想通貨取引で破産してしまう原因と対策〜

仮想通貨取引では、多額の利益を生み出している人もいる反面、多額の損失を出し破産してしまう人もいます。

しかし、破産してしまうという状況にはいくつかの要因があり、その点を意識することで、損失を最小限に抑えることができますし、破産を回避することもできます

間違った状況判断や、全財産をつぎ込んでの取引は大変危険ですし、利益に対して発生する税金について把握していないというのも危険なポイントです。

もしも破産してしまうと、その後の人生に様々な影響を及ぼしてしまうことを忘れないでください。

投資に100%はありません

どんなに状況が好転している時でも、常に損失が発生する可能性があることを念頭において、破産を回避しながら仮想通貨取引を楽しみましょう。

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